SONY TC-K222・333・555 <ESA・ESG・ESJ・ESL> 機種限定サービス

カセットデッキなどのテープデッキ全般の修理を致します


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メカのプラ製歯車とプーリー












ゴムベルトが融着

ロータリーエンコーダー(矢印)と検出素子(囲み)

タクトスイッチ















SONY 機種限定・定額修理

TC-K222・333・555 ESA/ESG/ESJ/ESL
TC-KA3ES

ESR & ESX はメカが異なるので対象外です

14,800円
2023年11月末までのサービス料金

定額修理の対象となる症状
<早送り・巻き戻し・イジェクト>が可能な機種

同じ症状でも対象外の場合もありますので、まずは拝見してからの判断になります。ロータリーエンコーダー(通称:モードスイッチ)が経年劣化で接点不良を起こしていることも多くあります。



タクトスイッチの交換
4,440円
しばらく延長します
<通常料金/12,800円>になります

機種限定の修理と同時にご依頼された場合、上記の料金でタクトスイッチを交換致します。

このスイッチの経年劣化に依る接点不良が多く、メカの誤動作を起こします。再生ボタンを押したら「早送り」になった・・・、録音ボタンを押しても録音にならない・・・、等々の不具合を起こしますので、この機会に交換をお奨めします。

TC-KA シリーズのフライホイール

製造ロットに於いて、このように割れやヒビが入ってしまうものがあります。こうなると、新品部品は入手出来ませんので、同型の部品取り機が必要になります。部品取り機の入手は、ヤフオクなどの中古市場でお客様に用意していただくようになりますが、できない方は私共で入手代行致します。
  ヘッドの腐食 

ヘッドが腐食していますと、音質に影響します。消磁ヘッドも同じで、表面が錆びていることに依って、テープにもキズがついてしまいます。腐食の状態に依っては、テープを破断してしまうこともあります。

腐食が著しいヘッドは、簡易研磨では復活しませんので、精密研磨を要します。費用も<8,000円~18,000円>程度かかってしまいます。
   
  表面実装コンデンサ

このコンデンサは劣化すると電解液が漏れて、基板や周辺の部品を腐食・酸化させてしまいます。液漏れが軽微なうちに交換することをお奨めします。

写真のようにダメージが大きい場合を除き、実際には見ても分らないことが多いです。20年以上経過したものは、なるべく交換することを検討ください。 

また通常の電解コンデンサも劣化は進行します。特に内部熱に依る経年劣化で、静電容量が低下しているものがほとんです。新品でも熱で静電容量が低下するものもありますので、耐熱対応の音響用コンデンサをお奨めします。
  ゴムベルトの融着

メカ部のプーリーやフライホイールにゴムベルトが融着している写真です。この融着したゴムを除去するには、ほとんど分解して部品の<洗浄~除去~拭き上げ>をします。

除去するにはかなりの時間と手間を要しますので、修理期間や費用もそれなりにかかってしまいます。
またこの部品以外にも、メカ内部に融けたゴムが散らばっていますので、これらもすべて除去しなければなりません。

アイドラタイヤも融けますので、これも同じものに交換するようになります。ただし、メーカーでは部品の入手ができないので、同等品を探して交換します。また特殊なアイドラは、専門業者へ特注製作を依頼することもあります。アイドラの特注製作は高額になります。
   
SONY TC-K777ES のメカです

このメカは古いグリスで固着して、メカの基本動作をまったっくしません。<送り・戻し>が出来る機もありますが、再生動作はまったくダメです。ヘッドプレートが固着して動かないので、再生動作はできません。右上の写真にある下のプレートが固着します。このメカを修復するには、メカを本体から取り出してすべて分解しないといけません。メカを本体から取り出すだけでも、時間と手間がかかります。特に<ES>は、ヘッド出力が基板に入力する箇所が半田付けされていますので、これを外さねばなりません。 <ESⅡ>からはコネクタ式に変更されて、リレーの数も少なくなりました。
このメカは、ベルト、アイドラを幾つか使っており、アイドラは精密研磨で復活することが多いですが、ベルトは交換しなければなりまん。アイドラも摩耗して復活出来ない場合は、同じ仕様のものを製作しなければなりません。 また、ダイレクトモーターの回転を制御している<サーボ回路>の故障も多くありますので、メカの修理だけでなく、多くの箇所を修理するようになります。 このことから、このシリーズの修理はあるていど費用がかかります。

時折、修理サイトを真似て自力修理をした機が入庫します。
まず多いのは、機構部品の配置ミス、ネジの間違い、プーリーの取付け位置の間違いが多く、まれにメカの取り出し時に液晶表示部の突起を破損させている機もあります。こうなった液晶パネルは交換しかありません。交換する場合は同型機が必要となりますので、これもかなりの週費用がかかります。
   
TEAC カセットデッキのメカです

多くのメカは写真のような検出スイッチを使っています。 このスイッチはメーカー固有で、かなり小さな特殊な部品です。代用品としては、大きさと仕様がほぼ同じのものを使いますが、ネジの取付け穴が異なります。このために、取付~交換にはメカシャシに加工が必要になります。スイッチの動作ポイントの設定も難しいです。

メカを動作させるには、特殊なモードスイッチを使用しています。
モーターでギア比を変えながら、リーフスイッチを操作します。この方式のメカは<SANKYO製>で、ナカミチ、ヤマハ、ケンウッドなどでも使われています。ただし、写真の検出スイッチは TEAC のみです。 
  電源回路にある電解コンデンサの液漏れ

電源回路に装着されているコンデンサは大きいものが多く、電解液が漏れる量も当然多くなります。この液漏れを放置しておくと、プリント基板は腐食と酸化でダメになってしまいます。こうなると、同型の部品取り機が必要になります。

コンデンサの頭が膨らんできたもの、筒を包んであるビニールに変化があるものは、早めに交換することをお奨めします。ただし、すでに液漏れしていることもあります。

頭が膨らんだコンデンサが破裂すると、電解液が機内に飛び散ります。金属部分に付着したものは除去できません。また、電解液が漏れたとき、周辺の部品も腐食させますので、それらの部品も交換することになります。

下に写真は、アンプの基板に装着されたコンデンサです。これも基板を腐食させています。周辺の部品の足も腐食していますので、多くの部品を交換しました。もちろん、腐食した基板の修復も必要です。半田部分に染み出ていると、半田付けも出来ないような基板もあります。 
   

電解コンデンサの液漏れで、基板や周辺部品を腐食させています。
   
 このメカは<ナカミチ>機のもので、モードスイッチをギアとリーフスイッチで操作する構造です。この駆動用モーターが不具合を起こし、まったく回転しない状態になっていました。まずは低い電圧<DC-4V>をかけ、手で少し回してやると、モーターが回転しはじめます。この状態であれば、数時間から1日程度回しておきます。しばらくすると、正常に戻ることがあります。これでも動作が不安定なときは、モーターを分解して接点を研磨するようになります。
このメカは、写真のようにカムギアを無理に回そうとして歯を欠いてしまったもので、カムギアを新品に交換しました。修理サイトが多く出ていますが、あまり真似をしないほうが賢明です。 「○○○研究所」という趣味で個人修理をしている方は、ほぼ正確で、詳細に書かれています。このようなサイトを参考にされるといいでしょう。 
 

 

トランジスターやICの足が真っ黒・・・!

足が黒くなると、アンプなどではノイズが出たりします。制御回路は誤動作を起こしたり、とにかく<足黒>は良いことはありません。黒くなったら、まずは早期交換をお奨めします。

トランジスターは当時のオリジナルはまず入手できませんので、トランジスター規格表を見て、同じ仕様のものを探しましょう。かなりシビアな部分もありますが、それ以外は多少の違いは大丈夫です。


私共では、昭和40年代のトランジスター、ダイオードなどを所有していますので、オリジナルの石に交換可能です。

★お願い★

ナカミチ機、オープンリールデッキ、アンプ、DAT などで、故障部位に依っては、部品の入手、修復に多くの日数がかかることがあります。 このような故障と詳細をお知らせしているのも関わらず、2~3ヶ月で 『まだかまだか』 とキツイご催促される方いらっしゃいます。まことに恐縮でJはありますが、これらをご理解いただけない方、せっかちな方のご利用はご遠慮ください。

『あと何日で返却されないときは修理代の返金・・・』 とキツイクレームを言われる方がいますが、どうしても中途で返却を希望される場合は、修理中止をした日までの修理費用、諸費用は頂戴致し、その差額をご返金、或いは追加で頂戴することがあります。

このような性分の方は、申し訳ありませんが、私共のご利用はお控えください。

 
メカが動かないから『ベルト切れ』・・・と申されますが、メカ部を制御している制御回路、モーター本体にも問題があることも多くあります。当然ながら製造から数十年を経て居るのですから当たり前ですが・・・。 本ページ上部に記してある≪定額修理≫の対象機であっても、メカのベルト(ゴム系消耗部品)以外にも、ロータリーエンコーダーの接点不良、リールモーターの故障、キャプスタンモーター(ダイレクトM)の故障、回転検知素子の不良、キャプスタンローラーの摩耗、等々があります。メカの修復が終わって仮に装着して諸機能の確認をすると、再生にノイズ、再生バランスが悪い、録音レベルのバランスが悪い、録音が出来ない、録再生音が歪む、ドルビーが効かない、キャリブレーションが不安定、等々の問題が出ることもあります。 
テープデッキの場合は、まずはメカを正常に動作するようにしてからが基本になりますので、修理費用もそれなりにお高くなってしまいます。修復を完了したメカを本体に装着するまでは、諸機能が正常に動作するかどうか分かりません。ここから先、修理を継続するか、しないかは、お客様の判断になります。万一その時点で修理を断念(キャンセル)されたときでも、その時点まで修復した料金はかかってしまいます。この辺の料金につきましては、お客様と十分な協議させていただきます。

これとは別に、オーナー様、別の個人修理屋さん、法人修理屋さんが修理に失敗したもの、改造されたものにつきましては、通常修理より修理費がお高くなります。最近は中古市場で入手される方が増えてきましたが、この機器のなかには、部品取りされた機、個人で修理に失敗した状態の悪い機、使用環境や保存環境が悪く、機の状態が著しく悪い機も同じです。上の写真にもありますが、電解コンデンサの電解液が漏れたまま長期間保管されていると、金属フレーム、プリント基板のパターンまで腐食させてしまいます。修理不能か、修理しても高額修理になってしまします。

以上を十分にご理解をいただいたうえで、修理のご依頼をいただけますよう、節にお願い申し上げます。
 







★古い音響機器を蘇らせるお手伝い★

オープンリールデッキ・カセットデッキなど、製造から数十年経過した古い機器を蘇らせましょう。
アナログの温もりのある音、ノイズも含めて懐かしい音を聴いてみませんか。

状態が著しく悪い機以外は、かなり綺麗な状態にまで復元できます。ただし、とりきれない汚れも当然ありますので、この辺はご理解ください。また、深いヘコミやキズも修復できません。キャビネットの(金属製のもの)ヘコミやキズは、車の修理と同じ<板金・塗装>で修復できることもありますが、塗色がオリジナルものがありませんので、類似したものになります。
木製部分はなかなか難しいものがありますので、状態を見ながら判断させていただきます。

 ★ONKYO製の機器について
年代に依っては、パネルの印字が消えることがあります。
このために、同社の前面パネルのクリーニングはおこないませんので、予めご理解・ご了承ください。
クリーニングに使う洗剤をかなり薄めて使用しても、前面パネルに印刷された文字が消えてしまいます。他社ではまずあり得ない問題ですが、同社のみご理解をお願い致します。

オーバーホールは修理も含めたもので、内容もそれぞれ異なります。
またオーバーホールをする範囲、程度にもよりますが、なるべくお客様希望のご予算に応じられるよに努力致します。

最近はテレビでも放映されていますが、レコード盤、レコードプレーヤーが復活とか・・・!
一般でも未だにカセットテープをお使いの方が多くいらっしゃいます。国内ではカセットテープの製造はしていませんが、海外物が100円ショップで売られています。当時物を今入手しようとすると、ネットオークションあたりで多く売られています。ただし、メタルテープになると少なく、あっても高価な値がつきます。
当時の高級デッキといわれる機で、メタルテープに最適なキャリブレーション値で記録してみたいものです。もちろん、メタルテープにはドルビーは必要ありませんね。なるべく圧縮しない音で録音し、アナログそのものの音を聴きたいものです。
私も個人的な趣味で、数多くのカセットデッキ、DAT、オープンリールデッキなどのテープデッキ、レコード盤やレコードプレーヤーを所有して、日々アナログの音を聴き込んでいます。案外とテープのヒスノイズ、レコードのパチパチ音も、なかなかいいものですよ